すずき

クリスティーンのすずきのレビュー・感想・評価

クリスティーン(1983年製作の映画)
3.6
主人公は内気な非モテ男子高校生アーニーと、その親友のラグビー部のエース、デニス。
アーニーはある日売りに出されてた廃車寸前の58年型プリムス・フューリー「クリスティーン」に一目惚れし、即決で買ってしまう。
廃車寸前の車を整備し、ピカピカに修理するアーニー。それからというもの、彼は自身に満ち溢れ、デニスを出し抜き学校一の美人・リーをモノにしちゃう!ますます調子に乗るアーニーと、その変貌ぶりに心配するデニス。
しかしある日、アーニーをよく思わない不良グループが彼のガレージに忍び込み…
カーペンター監督による、オタク系男子✕学園のマドンナ✕人気者の親友✕自動車の四角関係が斬新な学園青春カーホラー!

一応ジャンルはホラーだけど、クライマックスに少し血が出るだけで、グロくない。悪人が死ぬシーンはもっと派手に殺してもいいのに、と思うぐらいなので、そーゆーのが苦手な人でも安心だ。
不穏な空気こそあれど、中盤まで(上記のストーリーまで)は青春ドラマの展開。だから、何の映画か知らずに見たほうが意外性あって面白いかもね。

自動修復シーンや、車体全てが完全に燃えながら爆走するシーンとか、素直に「撮影凄え」と思ったシーンもいくつか。

クライマックスのフロントバンパーが破損したクリスティーンがカッコよすぎる壊れ方!交通安全の「とびだしちゅうい」とかの看板の牙が生えてる車のイラスト、あれのリアルバージョンみたいな感じだ!
後ゲーム「MOTHER」のザコ敵「デビルカー」の元ネタ。あとジョジョの「ホイールオブフォーチュン」も。(どちらの作品も「激突!」ネタもある)