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彼女を信じないでくださいのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

彼女を信じないでください(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

婚約者に成り済ます、女詐欺師の話。

昔の映画なので、流石に古臭さを感じる部分もありますが、お話自体は王道のスラップスティック・コメディーという感じで面白かったです。

あれよあれよとしている内に詐欺師が妊娠した婚約者にさせられ、そこに何も知らない男が巻き込まれていくと。
全体的にテンポが良く、話がコロコロと転がっていくのが楽しいし、特にカン・ドンウォンが家族中から責められる件は、あまりにも不憫過ぎて笑ってしまうものがありました。

最終的には、詐欺師と男が結ばれるわけですが、恋愛物語としては説得力が薄い感じ。
詐欺師が男に惚れる場面が、歌を聴かせる場面くらいしかなく、もっと恋愛描写を入れて欲しかったです。
また、男の家族と詐欺師の擬似家族的な関係性も、もっと掘り下げても良かったかもしれません。

全体的に人間ドラマの部分が弱いというか、ここもしっかりと描けていれば、厚みがあって泣ける作品になったと思うんですけどね。
そういう意味では、ドラマシリーズでじっくりと見たい作品だったし、そろそろリメイクしてみても面白いのではないでしょうか。
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