ダイゴロウ

手錠のまゝの脱獄のダイゴロウのレビュー・感想・評価

手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)
4.0
囚人護送車の転落事故のどさくさに紛れて脱走する白人のジャクソンと黒人のカレン。二人は50cm程度の手錠で繋がっており、人種的な偏見から互いにいがみ合いながらも協力して脱走を試みていく…。

鎖で繋がった白人と黒人の脱走劇は、1950年代の人種的な差別が現代以上に強烈だった時代において、アメリカの在り方に対する明確なメッセージを打ち出した作品だったと思う。

男の友情が熱い鮮烈なブロマンス作品として、後の作品に多くの影響を与えた傑作でもある。