mikoyan358

手錠のまゝの脱獄のmikoyan358のレビュー・感想・評価

手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)
4.0
2009/8/8鑑賞(鑑賞メーターより転載)
再鑑賞。アメリカの大統領がオバマという今の時代なら何も気にしないのかもしれないが、これが50年前とくれば違和感の塊だっただろう。ストーリー以前にその斬新さが目を引くし、その設定が手錠でつながれた2人の置かれた立場に非常にわかりやすく活かされている。周囲の人間もいかにも居そうな感じの偏見とエゴの塊。そんな誰にも頼れない境遇で理解する2人の言動を進むにつれ自然に明るく感じさせる演出の巧みさも素晴らしい。コメディのイメージが強いトニー・カーティス&既に風格たっぷりのシドニー・ポワチエの名演も見所。
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