男はくらいよ監督さそり

手錠のまゝの脱獄の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)
4.0
スタンリークレイマー監督にハズレなし!これ、暴力脱獄とかミッドナイトランの脱獄物、友情物の先駆け。黒人と白人の囚人が手錠で繋がれたまま脱獄。その間に出会う様様な人間。追う側、追われる側のキャラが人間臭い。シドニーポワチエ、トニーカーティスの対照的なキャラ。アクションも本人たちが命懸けで演じている。さりげなく人種差別が浮かび上がる脚本が本当に良く出来ている!重くなりそうな題材なのに軽快ですらある。ワンカットでリンチから庇う村人の過去が描かれる秀逸な演出。名作。