太郎

羊たちの沈黙の太郎のネタバレレビュー・内容・結末

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョナサン・デミ監督の作品。

かなり良い!!
サスペンス要素がしっかりありながらもストーリーがとても面白かった。
退屈になることもなく終始充実していた。

ハンニバル(アンソニー・ホプキンス)の発言、行動、笑みなど全てに意味や展開の鍵となる要素が含まれてそうでずっと釘付けだった。一見普通に見えるが何を考えているか、してくるか分からない恐怖。
独房から警官を襲い脱獄を図るシーンで初めて狂気が露呈した。あの圧倒的不利な状況を覆すところからもIQの高さが伺えた。
自由に動けるようになったと考えると恐ろしい、、
自分がクラリスだったらニュース見た瞬間チビってる。笑

そもそも独房の中にいながら事件のことを知っていたり、隣の独房のやつを詰り殺すとかさらっと流されてはいるがえげついことしてるなって思った。
また、クラリス(ジョディ・フォスター)に連続猟奇殺人事件のヒントを与えているよう見えるが意のままに操っているようにも感じた。

ハラハラドキドキのクライマックス。
真っ暗な部屋でのバッファロー・ビルとの対決。
あの状況で負けるビルが情けなさすぎて好き。意外と呆気ないなとは思ったが面白かったので良し。

ラストのハンニバルの「古い友人との食事をする」と言ったのは自分が食べる側であると示唆していた。怖っ。

ビルの事件がメインというよりかはハンニバルの凄さ・残忍さに焦点が当たっている作品だなと思った。

監督は代わってているが「ハンニバル」も見たい。
太郎

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