Arata

夜と霧のArataのレビュー・感想・評価

夜と霧(1955年製作の映画)
5.0
以前から見たいと思っていたが、サブスクだと中々見ることが出来ず、映画館でかかったりした時もタイミングが合わず、だったらいっそ買ってしまおうと言う事で盤を購入。

先月末、紀伊國屋新宿店の映像コーナーリニューアルによる在庫セール期間に、割引価格にて購入。


ブックレットとして、田原総一郎さん、諏訪敦彦監督らの解説文が封入されており、そちらもじっくりと読ませていただいた。



本作は、『二十四時間の情事(原題:ヒロシマ・モナムール)』や、『去年マリエンバートで』などでも知られるアランレネ監督による、世界で初めてナチスによるアウシュヴィッツ強制収容所を扱ったドキュメンタリー映画。



強制収容所建設以前の風景、建設中の様子、内部での残酷極まりない事実、「役目」を終えた収容所のその後などが、様々な対比表現を用いてあぶり出されている。


この映像に関して、私の持ち合わせている言葉では、並べれば並べる程陳腐になってしまうので、この場では感想の様な物は述べない。
また、この様な作品に点数をつける事自体はばかられるのだが、より多くの人に知って欲しいと言う願いもあり、僭越ながら満点をつけさせていただいた。



大小問わず、世界中あらゆる地域において、この様な施設が作られる事がない事を願ってやまない。
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