「禁酒法時代のギャングとの仁義なき抗争」
チームを組んで悪に立ち向かう展開は分かりやすく、テンポよく楽しめました。
内容的には殺るか、殺られるかの抗争なのでシンプルな構成ですが、印象的なシーンが多かったのが良かったです。
終盤の駅を舞台とした乳母車のシーンからの一発は時間の経過を表す素晴らしい演出ですし、映画史においてモンタージュの手法の例としても挙げられる名作「戦艦ポチョムキン」オデッサの階段の乳母車が降りるシーンへのオマージュであるのもいいですね。
また髪を抜いてまで役作りをしたデニーロ演じる狂気を帯びたカポネの演技やショーン・コネリーの貫禄のあるベテラン刑事役、銃の名手であるアンディ・ガルシアなど魅力的なキャラクターも楽しめました。