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アンタッチャブルのGINのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.0
1930年代、禁酒法時代のシカゴ。
暗黒街の帝王アル・カポネの摘発に命を賭けた捜査官達の闘いを描く不朽の名作。
主演は、ケビン・コスナー。
共演は、ショーン・コネリー、ロバート・デ・ニーロ、アンディ・ガルシアなど豪華な俳優陣。
ベテラン警官マローンを演じるショーン・コネリーの佇まいが渋くてカッコいい。
アル・カポネを演じるロバート・デ・ニーロの存在感と悪役っぷりも最高。
CGでもないのに、セットでの再現度も素晴らしかった。

「アンタッチャブル」は、「手出しできない連中」の意味。
カポネの力が、腐敗した警察上層部にまで浸透し、捜査しようにも警察内部から情報漏れしてしまう状況の中、アル・カポネが賄賂などで懐柔しようとしても、ビクともしない特捜班チームの面々の活躍が頼もしかった。
特捜班のメンツ、それぞれが個性的。
中盤から後半、特捜班VSアル・カポネの構図となり、命の危険度がどんどん増す中でのドラマは秀逸だった。
エリオット・ネス達が命を賭けてあれだけの捜査をした結果が、アル・カポネに11年の刑期だけだったなんて、ちょっとやるせないけど、当時は凄いことだったんだろう。
エリオット・ネスの自叙伝を基にしたドラマだから、ほぼ実話のはず。
凄い時代だったんですね。
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