アニメーションスタジオのライカが、日本を舞台に勇敢で心やさしい少年の冒険を描いたストップモーションアニメ。
魔法の三味線と折り紙を意のままに操る片目の少年クボは、体の弱い母と2人で静かに暮らしていた。
不吉な子どもとして一族から命をねらわれ、幼い頃に父を亡くしていたクボは、ある時、邪悪な伯母たちに見つかってしまい、母親が最後の力を振り絞って放った魔法によって助けられる。
1人残されたクボは、母の力によって命を吹き込まれたサルや、記憶を失っているがノリは軽いが弓の名手のクワガタを仲間に加えて、母が最後に言い残した“3つの武具”を探し、自身の出自の秘密に迫る旅に出る―。
面白いね。
ホント良く出来てる。
とても柔らかで滑らかな表現をするストップモーション・アニメーションだ。
アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされたのも頷ける作品でした。
父母の仇を討つ旅に出たクボ一行。
一行は数々の困難を乗り越えて武具を見つけ出していく。
やがて、自身が執拗に狙われる理由や、最愛の父母に何があったのかを知るクボ。
サルとクワガタの秘密も明らかになり、やがて祖父である“月の帝”と相対することになる。
クライマックスに向けての伏線回収は見事だった。
終わり方も家族愛が溢れていて良かった。
声優は、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズなど、とっても豪華。
とても素晴らしい作品でした。
放送してくれたNHK教育テレビには感謝だね。