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アンタッチャブルのtakatoのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.1
 成功と失敗を繰り返すデパルマの代表作のひとつ。アンタッチャブルってアルカポネのことじゃないのね。

 正直けっこう傷が多い作品。凸凹野郎共がチームを組んで巨悪を討つ、といえば凄く面白くなりそうなのだが、チーム成立やチームの絆を育む描写が軽いからちょっと物足りない。あと、奥さんとの家族パートや、クライマックス後になかなか終わらないのもどうかと…。ただ、クライマックスは「キャリー」と同じく素晴らしい。

 「戦艦ポチョムキン」の階段落ちをリスペクトした一瞬の出来事でしかないのだが、スローモーションと短いカットの繰り返しで、一瞬が集中によって引き伸ばされたような感覚を味わえるのが凄い。そしてなによりショーンコネリー!。「ザ・ロック」もだけどショーンコネリー出てるだけでグレードが上がる。
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