今を遡ることおおよそ800年前、数多くの人体実験をしていたと言われているローマの皇帝フリードリヒ2世が、教育を受けていない子供が最初に話す言語を知りたくて、ある実験を行ったという。乳母と看護師に、授乳している赤子に向かって何も話さないように命じたのだ。しかし、育ての親から愛情を与えられなかった赤子たちは皆死んでしまったという。
信じられない。なんてことするんだ。
更に信じられないことに、カスパーハウザーという人物が実在したという事実!!このカスパーハウザーは、俳優が演じているからまだマシに見えるけど、現実はもっと悲惨だったに違いない。可愛そうに。なんてことするんだ。
発見当初16歳ほどの少年だったという設定に無理があるほどのおじさんを起用しているのも、なんてことするんだ。まったく。
言ってみれば、カスパーハウザーという人間がいたというだけの映画なんだけど、ドイツの片田舎の風景がいちいち絵になるし、クストリッツァ並に動物が出まくるからこれがまた侮れない(いい意味で)。
そして嘘つき村と真実村のくだりで一時停止
ふむ
グラスを揺らしながらしばし考える
そして再生
カスパー天才
ラスト、ちょっとばかしグロ注意じゃないか。くっ！後味が…
