時代が生んだ、徒花映画として語り継ぎたい。
アトランタオリンピックに便乗してアミューズが作った迷作。
主演がアミューズ系の事務所から売り出し中だった歌手の鈴木彩子と、アミューズの稼ぎ頭サザンのパーカッショニスト野沢毛ガニという訳のわからなさ。
福山雅治、深津絵里、永瀬正敏などなど、数え切れないほどの俳優やタレント(ほとんどがアミューズ所属)がカメオ出演し、実際のメダリストであるベン・ジョンソンまで引っ張り出して描かれるのは、町内の運動会…。
当時でも寒かったであろうコメディシーンの数々も、今となってはピースな愛のヴァイブスでポジティブな感じで微笑ましい。
そんな中でも古田新太のやりすぎ演技は爆笑モノのパフォーマンスを見せてくれる。
アミューズさん、せっかくの東京オリンピックなんでリメイクしてみませんか?
いまだったらほら、星野源とか、三浦春馬とか、上野樹里とか、Perfumeとかいっぱいいるじゃないですか。