片腕ファルコン

魚介類 山岡マイコの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

魚介類 山岡マイコ(2011年製作の映画)
2.8
<キャッチコピー>
魚介類系アイドルってなんだ!?これまで見たことない"ゆるかわ"ファンタスティック・ムービーについてこられるか!!


ついてこられるワケないだろう!!
この挑発通り、脱落者がいっぱい出てきそうな摩訶不思議異次元映画であったが…最後まで見るとゾッとするホラー映画に切り替わる。。何とか我慢して見て欲しい。。

冒頭は映像トラブルかと思わせる水色のだけの画面で音声だけが聞こえる。。まさかデレク・ジャーマンの遺作『BLUE』のパクリじゃあるまいな。。数分後普通に戻りますがある意味ではそのまま水色画面のままだった方が幸せだったのかもしれません。

奇しくも今上映中の『蜜のあわれ』の設定に似ている。コチラも女子高生の姿をした…魚である。。[マコノヘー]というネコのぬいぐるみが手放させない発言もすっとんきょうな超不思議ちゃん。常に全身濡れ濡れなのだけが妙にエロいです。 この子を食べたい…今回の場合はそのままの意味で調理したい料理人達が何度も彼女に襲いかかります。
しょうもない設定なのだが…この魚介類女子高生…二階堂ふみちゃんの金魚のような可愛らしい魚ではない…!!

なんと出生魚なんだ!!
可愛らしい魚介類女子高生マイコちゃん

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可愛らしい魚介類女子高生ユカカちゃん

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可愛らしい魚介類女子高生コハルちゃん

まぁ結局可愛らしいんだけど役者を変えて進化(?)しているのだ!

彼女を必死にサポートする女性がいるんだけど「人間は見た目で判断する生き物だから」のセリフが深い。。

基本的にはユルいしイライラするのですが…視点を変えるとちょっとしたホラー映画よりずっと怖いんです!!なので一概に「つまらん」で片付けられない変な魅力があります。衝撃のラストカットを見逃すな! いや見なくて良いです。。