HirokiWatanabe

クヒオ大佐のHirokiWatanabeのレビュー・感想・評価

クヒオ大佐(2009年製作の映画)
3.0
「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督作品。
実際に起きたとんでもない設定の結婚詐欺師とそれに騙される女の話。

父はハメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、というどう考えても怪しい設定だが、「人間って盲目的になるとこんな人でも騙されるかも」と思ってしまいます。
そんな人間心理を考えながら物語に入りたい方にはオススメできます。

明らかに見た目は日本人で、英語も喋る姿も仕事をしているところも見ていない。。
それでも恋は盲目なのでしょうが、クヒオ大佐の肩書以外の魅力があまり深く描かれなかったのも否めません。

一方で、咄嗟の判断で、道行く車を自分のお抱え運転手のように見せるシーンなど、クスッとくるところがいくつかあってよかったです。
HirokiWatanabe

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