上海十月

クヒオ大佐の上海十月のレビュー・感想・評価

クヒオ大佐(2009年製作の映画)
4.3
2014年の感想。現在「紙の月」が公開中の吉田大八監督作品。先日、高田文夫のラジオビバリーヒルズに監督が宣伝で出演していたら「紙の月」でなくこの「クヒオ大佐」の話ばかりで終了。監督もこんなにクヒオ大佐の話をしてくれて嬉しいと宣伝になってない。吉田大八監督もたけしチルドレンらしく高田文夫に上手く話が合っていた。そこで観るわけだがデビュー作の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「桐島、部活やめるってよ」が個人的に今ひとつだったので躊躇していたが、見事なコメディであり現代のファンタジーになっているところが面白かった。どうみてもアメリカ人に見えないし、どうして騙されるのかわからないほどの適当さ。女性は、彼に自分のあるべき姿を投影する。談志じゃないが、クヒオ大佐が女性の業を肯定しているのだ。堺正人の代表作といっていいだろう。ホステスの中村優子がなかなか良かった。現在東京ガスの綾小路グリルで分かりやすい女を演じてい。前からこの人上手いなと思っていたので、でてきて納得。現実、過去、詐欺そしてファンタジーが混ざり合うところが見事でした。さてクヒオ大佐は出所していまだに詐欺をしようとうろうろしているようだと。吉田監督も軍服のオーダーメイド屋に先週も来ていたと聞いたといってましたね。