上海十月

オッペンハイマーの上海十月のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2
IMAXで鑑賞。これほどまでフルで満員なのは久しぶりだ。核分裂を見てしまう超人オッペンハイマーの半生を描く。画角がフルIMAXになったり通常サイズになったりと忙しないが、サントラが腹に響く。アメリカ公開が昨年の夏で日本公開が広島、長崎の原爆に微妙に影響し、観てない人が広島、長崎の悲惨さを描いてないと批判。アカデミー受賞で公開になったような気もする公開日程。オッペンハイマーの物語なんで彼は、殉教者になりたい。広島と長崎は、異論があるかもしれないが個人的には本作は、間接的に描いている。山崎貴監督が言うように日本がアンサー映画を作ればいい。被爆国で核の脅威や原発の被害受けている日本人ならここで会話されている専門用語はなんとなく聞き覚えがあるだろう。観ながらアメリカで大ヒットって?いつからアメリカ人理解能力上がったのだろうか?個人的には、キリスト的な罪人の話として理解してるんじゃないかと。ノーランの時間軸バラバラもあるんで理解に一苦労だ。今までのノーラン作品の核の扱いが結構ゾンザイだった。今回は、真正面から取り組んでいる。ノーランにしては、チョットおとなしめの映画にも見える。「戦メリ」のトム・コンティがアインシュタインやってるのが、チト嬉しい。
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