Siesta

キッドのSiestaのネタバレレビュー・内容・結末

キッド(1921年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

喜劇と悲劇の融合 それをおそらく、人類で初めて映像化 監督、脚本、主演、音楽すべてをこなすチャップリンの天才ぶり
always、万引き家族、クレイマークレイマー、アイアムサム、レオン、レミゼラブル 不遇な子どもとの友情という映画的によくある話の原型では
わざとらしい動きがまぁ楽しい なぜ映画というもののほとんどない時代に、これほどまでに映画的なリズムを体得しているのか また、喜劇から悲劇へとグラデーションしていくタイミングも絶妙 ライフイズビューティフルは影響受けてそう
映像で分からせるという映画的な快楽 もうずっと映画的なふくよかさ、多幸感に溢れている ガラス割ってガラス売り、逃亡のコミカルさ、喧嘩のディズニーに影響与えたであろうドタバタ感、食事シーンの幸せな感じ ラストも天使のいる夢の世界でまるでフランダースの犬、レミゼラブルのような展開かと思いきや、ハッピーな帰着 でも、これは彼女が成功を収めて権力を得たからなのでは?とか、だから、捨てたことの罪は問われないのか?とか考えてもしまう でも、やっぱりクラシックな作品を見てつくづく思うのは、羅生門でもそうだけど映画ってもっとおとぎ話的で良いんだなぁということ
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