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WILD LIFEのunkoのレビュー・感想・評価

WILD LIFE(1997年製作の映画)
3.6
津村商会の津村健三(ミッキー・カーチス)が経営するパチンコ屋で酒井宏樹(豊原功補)は釘師の仕事をしていた。
ある日、酒井はかつての同僚水口(光石研)と出会う。時を同じくして津村の娘である理恵(夏生ゆうな)にも6年ぶりに再会し、誘われるがまま食事に行くことに。そこで酒井は京都から来たヤクザ伊島(國村隼)に水口から渡されたブツを寄越せと脅迫を受ける‥。

原作は黒川 博行の「封印」。
冒頭謎のカメラ映像で始まる。酒井と水口と津村、それぞれのバックにいる組織情報の時系列が順不同だけど、理解しやすい作り。

あらすじだけ読むとシリアスな物語に感じるが、コメディ要素が豊富。
特にお気に入りなのは、理恵のお友達である獣医師を目指す学生やカタコトすぎる水口の恋人キャサリンがいい笑(逆に酒井の知り合いの刑事樋口は奇抜過ぎで冷めてしまった)

テンポよい物語と伊島含む関西弁のヤクザ達の朗らかで敵か味方か把握できない雰囲気の世界が独特でした。
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