安堵霊タラコフスキー

審判の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

審判(1963年製作の映画)
4.0
ロングショットの印象的な使い方とか構図のキレとか、相変わらずオーソン・ウェルズの画面作りの天才性に驚く作品ではあったけれど、役者陣の演技にも過分に冴えていたせいもあるのかカフカ作品の不条理性や不可思議性はあまり良い具合に表現されてないように思えた。(多分もっとブレッソンの諸作品やアラン・レネの去年マリエンバートでばりに淡白な演出にする必要があったか)