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JAWS/ジョーズ2のswansongのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)
3.7
" Smile, you son of a bitch ! "

その数秒後、 超満員の客席からスクリーンに向かって大きな拍手が湧き起こったスピルバーグ大先生の「ジョーズ」。

その奇跡的大傑作の続編だもの。
「ジョーズ 2」って最初から分が悪すぎますよね。

でも、 このリスキーな仕事を受けて立ったのは、 切なすぎるラヴストーリィの名作「ある日どこかで」や、 愛すべき節足動物パニック「燃える昆虫軍団」のヤノット・シュワルツ (ジュノー・シュウォーク) 監督。

モンスターの見せかたやアクションの切れ味ではオリジナルの足元にもおよばないけれど、 それでも凡百のサメ映画よりはるかに面白い作品に仕上げてくれました。

NY市警察麻薬課のジミー・ドイル刑事 (通称ポパイ) は、 ロイ・シャイダー (ブロディ署長) のアシストなしで宿敵シャルニエを追って"どエラい目"に逢いましたが、 今回はそのブロディ署長が盟友フーパー博士の力を借りられないまま、 たった一人で巨大な人喰い鮫に立ち向かいます。

海への恐怖心 ('75年に負ったトラウマ?) を乗り越え、 子どもたちを守るために捨て身で闘うブロディ署長。

いっぽう、 モンスターが潜む海域で孤立するという絶望的な状況下で、 最後まであきらめずに励まし合い、 助け合う子どもたち。

スーツの趣味だけは人並みに落ち着いたものの、 3年前の惨劇から何一つ学んでいないボーン市長をはじめ、 アミティ在住の懐かしい顔ぶれも続々と登場。

新顔の少年たちのなかには「殺しのドレス」「クリスティーン」のキース・ゴードン君の姿も。

この映画の見処は、 意外に多いんですよね。

新鮮味に欠けるカメラワークやら、 「それ大丈夫なん?」と首をかしげさせる終盤の展開やら、 そういうところを広~い心で受け入れて、 気楽に楽しみましょう♪

2018 ー 93

2018 ー 92 Avengers Infinity War [3]
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