ぬーこ

7月4日に生まれてのぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作 ロン・コーヴィック
監督 オリバー・ストーン
主演 トム・クルーズ
舞台 アメリカ・マサピーク🇺🇸

自由の国、アメリカ
理想国家は7月4日に生まれた
そして、主人公のトニーもまた同日に生まれた。

最後の方だけ、あれー?となるけど自伝だし、そういったサクセスストーリーもあるよねと。本出版するにあたっては誤射の告白もしなきゃいけないのは分かるが、わざわざ殺した兵士の家族にそんなひどい話しにいくか?告白するのは自分が十字架下ろしたいだけだろ主人公が身勝手にも感じる。

国の言う嘘に気付く。今の日本にも通ずる感覚。ケネディの国の為に何が出来るか考えようって酷いよ。国を作ってほしいって願ったわけじゃないし。
他国も自国も企業もマスコミも他人も信じられない。信じられないことを知ってしまったからこそ、生きづらい。神様も救ってくれない。

戦争に行った人が馬鹿を見る。日本もそう。靖国で会おうと言って出兵し、戦後軍属だと糾弾される。本当に勇敢に戦ったかどうかなんて関係ない。坂口安吾が言う通り戦争が終われば世相は変わる

ザ・アメリカな家庭で育つ。
兵隊ごっこ、帰還兵の行進、ヤンキースの帽子。敬虔なキリスト教、愛国心の強い母

海兵隊の勧誘、硫黄島等数々の死戦をかいぐくり、負けたことのない軍隊
すぐ入隊しないとベトナム戦争が終わってしまうと思う。親族の戦争関係者に続けと。

幼馴染とのダンスシーンからの戦闘シーンの落差やばい。しかも敵と戦うわけじゃ無く村人を殺し、仲間を誤射してしまう。
その後、戦争で足を負傷、歩けない身体に。

パテはドーナツ型にし、肉の量を節約、店員は全員ミニスカ。

ケント州立大学事件知らなかった

大学封鎖、日本みたいだ。ってか、日本がアメリカパクっただけか。そう考えると昔の若者の方が自発的に活動していたのか。

○シーン
大学の友人と海兵隊入隊について、議論するシーン。愛国心に燃えるロニーをよく考えろと肯定も否定もせず諭す友人

メキシコで出逢った自分と同じ境遇で影の存在の男と荒野で喧嘩。

○セリフ
小銃が見えるか?あそこだ。どうだ、見えるか?
ベトナムばかりで国内を見ていない。人種差別だ。ベトナムは白人の戦争だ、金持ちの戦争だ

この国が嫌なら出ていけ!!

あの日、足を撃たれた後寝転がっていれば良かった。勇敢に戦ったかどうかなんて誰も気にしちゃいない。

○尺 2時間半
1/5 幼少期から海兵隊に入るまで(結構長いというか丁寧に)
1/3 ベトナム戦争で負傷
2/5 故郷に帰還

2021.106
ぬーこ

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