7月4日に生まれての作品情報・感想・評価

7月4日に生まれて1989年製作の映画)

BORN ON THE FOURTH OF JULY

製作国:

上映時間:145分

ジャンル:

3.4

「7月4日に生まれて」に投稿された感想・評価

96さん

96さんの感想・評価

4.0
志願してベトナム戦争に

出兵した青年の

人生を描くドラマ

Ron Kovicの同名の

自伝小説が元

1989年アカデミー賞

監督賞他1部門受賞


2rd

主人公の視点

ではなく

ものすごく

近いところから

主人公を見つめることで

もがき苦しむ

感覚や、


「戦争の内側」

「外側からの社会」




おぞましい程に

リアルに

観客に見せつける☆


映画的な

「甘え」

がまったくない

展開が

無意識に

観客に

「それ自体」を訴え


とぎれたような

場面転換は

一瞬

苦しみから

抜け出したような

感覚さえかんじます☆


トムの

執念の演技から

くり出される

強力な

1点1点の

人生の

「ポイント」は

長尺145分を

感じさせず

壮大なドラマかつ、

大きなテーマを

映画に

もたせています☆


辛いけれど

大きな刺激を感じ、

何かを

深く考えたい時に

オススメ☆


心に残った台詞は

『だが、二度と元には戻れない』
ルー

ルーの感想・評価

3.5
戦争が始まると、国、時代、世間、学校、家庭と故意や自然に思想教育されてしまう.
親の期待に応える、ピュアな世間知らずな青年は特に影響を受け、志願してしまう.
オリバー・ストーン監督が描くベトナム戦争は、ロシアや共産主義ではなく、アメリカ国内の矛盾を描く.
主人公は、負傷しただけではなく、戦友と現地の村民を殺害した帰還兵.
彼の十字架は死ぬより地獄である.
今回 DVD で再見ですが、当時映画館で観た頃、憧れ女性が反戦運動をしているのに、帰還した車椅子姿のトムに、車椅子が段差に引っ掛かっているのに、さっさと階段を掛け上がるのがショックだった.
今作のトムは、二枚目ではなくシリアス役.
心の嘆きを上手く吐き出せず騒ぎ立てるシーンなどは、心が痛かった.
みかん

みかんの感想・評価

3.3
ヴェトナム戦争にて負傷し、下半身不随で車椅子生活となった苦悩の果てに、真実を語って反戦を訴え、世論を動かす1つの力になったヴェトナム帰還兵の自伝を基にした、戦争ヒューマンドラマ。

『プラトーン』のオリヴァー・ストーン監督で、こちらは帰還後の傷ついた兵士の悲痛な叫びや苦しみが描かれた作品。

アメリカ独立記念日の7月4日に生まれ、誕生日にはいつも星条旗の小旗を手にした観衆に混ざって、パレードする退役軍人たちを英雄と讃えていた。

少年時代の彼には、両手を失っても笑顔でパレードする軍人は、確かに英雄に見えていた。

その笑顔の裏の悲劇を知らずに…

志願してヴェトナムに派兵されて知る戦いの壮絶さに、仲間同士で起きた不幸な事故など恐怖と混乱の中、深く傷ついていく心。

激戦で重症を負い帰国するも、まだ若いのに自由に歩くことも出来ない絶望に打ちひしがれ、未来を失った行き場のない怒りを家族にぶつけたり荒んでいく姿は観ていてつらかったです。。。

でも、落ちこむだけとことん落ちこんでどん底までいったところから、這い上がって歩き出していく姿は希望を与えてくれました。

戦友の両親の言葉は心に沁みました。

国民に実際の戦争の悲惨さを語り、政府に対して声を上げて正義を訴える戦いの始まり。

1人の声は小さなものかもしれないけど、それは実際戦場で悲惨な体験をしたからこそ大きな力となって聴衆の心を動かし、世論を変えていく。

自分の人生に胸を張って、笑顔で光の方へ。

とにかく、若いトム・クルーズの熱演ぶりには脱帽でした!


★アメリカ独立記念日である7月4日に生を受けたロンは、21歳の時に海兵隊員としてヴェトナムに派遣された。

しかし重傷を負って下半身不随となって帰国。彼が傷ついたのは身体だけではなかった。

自分の将来に絶望し、抑えきれない悲しみや怒り、不安に家族も手に負えなくなる。

家族の希望でロンはしばらく一人でメキシコへ旅に出ることになり、、。
papapaisen

papapaisenの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム戦争がいかに恐ろしく意味のないものだとわかる
トムは役作りのために一年間車椅子生活送るというど根性役者
あとフィリアムテブォーでてた
ka28mar

ka28marの感想・評価

3.1
原作は未読。
オリバー・ストーンの描くベトナム戦争
プラトーンからの帰還兵。

反戦映画もプロパガンダ。
戦争賛美もプロパガンダ。
どちらも見ないと分からない。
[R_H]
Konaka

Konakaの感想・評価

3.2
理想高い人が崩れていくのって、もともとダメな人がダメダメになるより何倍もつらいな
「国に尽くすことを夢見てた」

眼が訴えてくる映画です。

戦場での、そして帰還後の、あまりに凄絶な体験の連続に、きっと目を背けたくなります。でも、トム・クルーズの瞳の奥底を、どうか最初から最後まで逃げずにずっと覗いてください。

○高校で海兵隊徴兵演説を聞いたときの、憧憬の眼
○ずぶ濡れの舞踏会で恋人に別れを告げたときの、陶酔の眼
○誤って殺してしまったベトナムの女子供を抱え上げたときの、憔悴の眼
○町の演説で冷たい視線を浴びせられ、言葉に詰まったときの、混乱の眼
○ビリヤード場で同じ帰還兵から侮辱されたときの、憤怒の眼
○メキシコで娼婦にひとときの愛情を注がれたときの、感謝の眼
○そして、誤射した戦友の実家で…

強烈に心に訴えてくる映画です。
こんなに重い映画を私は知らない。観るには覚悟が要ります。

「英雄呼ばわりされて何になる」



あぁ、最後の15分が無ければいいのに。

政治的メッセージがあまりに強すぎて、この映画の価値を貶めている。本当にもったいない。
sobayu

sobayuの感想・評価

4.0
辛い話だろうなと思っていたけど辛さの質が違った。吐瀉物、汚物、物語が省略する所を敢えて見せてくる。子供の頃何度もTV放送されて見た覚えもあったんだけど、元は2時間半の映画だからかなりカットされたバージョンだったんだろうな。

ノンフィクションだし、監督もベトナム従軍経験者だし、トムも熱演だし、重厚で意義のある名作なことは間違いないので言いづらいけど、でもやっぱ長い気がするし、劇伴もベタすぎる。

しかし暫く引きずるくらいパワーのある映画だった。追いつめられると瞬きしないトムの見開いた瞳。車イス姿のトムを見る人々の目つき。私も同じ目つきでこの主人公のことを見てる。気まずい。ベトナムから帰還して晴れがましいパレードに参加するトムが、空気銃の軽い音にもビクビクと体を震わせる姿。気まずい。

何だったらラスト、新たな道を進み始める姿を見てもまだ気まずい。気まずく感じる自分の偏見が一番気まずい。
MiYA

MiYAの感想・評価

3.5
これは「プラトーン」の続編と言っていいんではないかな。戦場の現実を描いた「プラトーン」と、帰還兵の心の傷を描いた本作。この2作を通してオリバー・ストーンは「ベトナム戦争の真実」を描ききったのではないかと。

罪のない赤ん坊や仲間を殺してしまったことで受けた心と体の傷。すさんだ生活と流転の末に、反戦活動に身を投じる主人公の姿はリアルであり、説得力がありました。演技派への転向をもくろんでいた時期(笑)のトム・クルーズの熱演ぶりも微笑ましい(?)

「500日のサマー」で「ペニス!」と大声で叫ぶシーンの元ネタはこの映画かな?
Kazu

Kazuの感想・評価

3.8
オリバー・ストーン監督によるベトナム戦争を退役した海兵隊の退役軍人で、のちに反戦運動家に転じたRon Covicの自伝の映画化。

「プラトーン」とは対照的に帰還後の描写がメインであるが、ベトナム戦争の影響は戦場だけではなく大きな社会問題となっていたことが分かる。

作品の画はわりと地味だが、一年間役作りのためにクルマ椅子生活したという若き日のトム・クルーズの演技には、スタントなしのアクションに負けない熱さがあった。

近年はイラク戦争がらみのPTSDの問題を描いた作品(American SniperやThank you for your service)も多いが、今の厭戦気分はベトナム戦争が泥沼化していた時代と通じるものがある。
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