7月4日に生まれての作品情報・感想・評価

「7月4日に生まれて」に投稿された感想・評価

LO

LOの感想・評価

4.5
下半身が不自由になった兵士の話なんですけど、
夢の中で、下半身が治り、軽やかに そして幸せそうに走るシーンが、現実とのギャップから とても痛ましい気持ちになる。印象深いシーン。
廣野

廣野の感想・評価

3.2
ベトナム戦争の帰還兵の話。
日本の「戦争映画」は、主に太平洋戦争を扱いますが、アメリカ映画では「ベトナム戦争」が扱われている気がします。

日本の戦争映画では戦闘シーンが痛ましく描かれていますが、アメリカのはベトナム戦争の後遺症を病む帰還兵の姿を描いてるのが多いような気がします。

この映画はまさにそれで、政府への反発や反戦など、感情の置き場が不安定な若者の姿を描いてます。
vary

varyの感想・評価

4.3
March 29th

Oliver Stone監督・脚本作品
Tom Cruise出演作品
Robert Richardson撮影監督
John Williams音楽
1990年アカデミー賞監督賞受賞
1990年アカデミー賞編集賞受賞

俺たちは何もかも失ったのにここにいる。

ベトナム戦争の映画のなかでも、兵士たちの帰国後の苦難を直接的に描いた作品。"Apocalypse Now"、"First Blood Rambo"、"Dear Hunter"とはまた違った表現方法でベトナム戦争の悲惨さや、兵士とその周りの人々をどれだけ苦しめたのかというのを描いている。混沌とした状況の中で、足を失い、友を失い、自国をどう見ていいのかを失った兵士。彼らが帰国後、それまでは日常だったものがどう変わってしまったのか、それは自分のせいなのか周りのせいなのか、それとも国のせいなのか。何も答えがないまま世の中は進んでいき、メディアと政治とで舵を切られた国の行く先は、平和なのか、それとも。

Oliver Stone監督が描く作品は、主観と客観の壁がとても低い。マスターで客観的に世の中の状況や、家庭の状況を描き、ECUで人々の心の内を描いているのだが、映画を見ていると、いつの間にか視点が写っているということがたくさんある。つまりは、一度視聴者にそのシーンの状況を把握させてから、ストーリーの根幹とかそのシーンのディテールに引き込むのがとてつもなく滑らか。最初はこのシーンがいつなのか、だれがいるのか、どこなのかということを認識して、そこから何を話しているのか、何しにここにきたのかということを理解する。そしていつのまにか会話がストーリーの軸に近づいていき、視聴者は主観に入り込んでしまっている。そして、感情があらわになりそのシーンが役割を終えると、次のシーンへと間も無く移行する。この緩急が超絶上手いのがOliver Stone監督作品の特徴なのか。

撮影はRobert Richardson。レジェンド中のレジェンドで数多くの監督が愛するシネマトグラファー。今作でもかなり難しいであろうロングレンズを使ったECUをほぼ完璧に操っていたし、特徴的なドリーやクレーンの動きが、Oliver Stone監督の特徴である流れを生み出している。マスターがめちゃくちゃ凝られていて、シーンの状況を見事に表現している。さらに、シーンの最初のカメラワークには毎回驚かされる。あえてクロースアップから初めて前後のシーンとの関係性を示したり、そのシーンの感情をそこで一身に担ったりもする。めちゃめちゃすごい技術が詰め込まれている。ダイオプターレンズもあのシーンで使うなんて最高だった。

編集も、本作ではほぼ主役。戦争映画は時間経過が長く、それに伴って各シーンの長さ、映画全体の長さが視聴者を惹きつけるかどうかに大きく影響してくる。何度も幻覚や夢でシーンを行ったり来たりするのだが、ただ単にフラッシュバックするのではなく、ボイスオーバーだったり、幻想だったり様々なバリエーションがあった。それゆえ、その時の感情でフラッシュバックのどの部分がキャラクターに影響したのかというのを表現している。もっとも感動したのは、Oliver Stone監督のリズムを編集でさらに磨き上げたという点。ブラックへディゾルブするものから、Jカットで感情を引きずったまま次のシーンへ行くなど、シーントランジションがとても面白かった。一息つく場所、そのままテンションを保ったままいくところがはっきりしていてものすごく参考になった。
カラーコレクションも、コントラストの違い、モノクロとモノトーン、サチュレーションの違いなど幅広い表現方法を使っていて、面白かった。

音楽はJohn Williams。戦争映画にもいろんな経験がある彼だが、この映画にフィットするのかなと最初は心配していたが、フィットするというより、まさに音楽自体がストーリーを形作っているという印象を受けた。あるシーンでは、シーンの感情を増幅させるような役割。あるシーンではシーンの感情を導入するような役割。またあるシーンでは感情を引っ張るような役割がった。一番最後の感情を引っ張るといったのは、音楽がなかったらこういう感情でシーンが終わっていたのに、そこに彼の音楽が鳴り始めることで、音楽が逆の方向に感情を引っ張って、人物とその周りの人々の感情のギャップを表現していたということ。凄まじいパワーだなー。
さらに、選曲もかなりやらしい。"Moon River"をあそこで使うかね!最高でした。

Oliver Stone監督すごい好き。いろんなことを教えてくれる映画を作ってくれる。フィルムメイキングに注目しようと思って見ていても、ストーリーに吸い寄せられる。
hitomi

hitomiの感想・評価

3.1
ベトナム戦争の何が問題だったが分かりやすかった。
主人公に同情はするが、うーん。すごく切なかったり、感動するわけでもなく…。
2018年32本目
Da

Daの感想・評価

4.0
ヴェトナム戦争の話。
戦争の功罪をしっかりと伝えてくれる良質な映画。
パレードの銃声に怯える負傷兵、マリアエレーナの乾いた視線に気づいてしまうロン、帰還後の心情が映されてはいるものの、ウィルソン家に行くまでは毒母と障害を乗り越える話にみえる。熱演もさることながら、薄毛のメーキャップでも顔が輝いてるトムクルーズの美貌に恐れ入った...
ライ

ライの感想・評価

4.2
トム・クルーズ・・・今でこそ実力俳優である事はご存じの通り。
本作、1989年当時、トム・クルーズはアイドル的な存在だった。
本作は今までの「トップガン」「カクテル」「ハスラー2」の映画から、一転して俳優の仲間入りを果たした作品ではないだろうか。

作品の内容はご存知の方が多いと思いますが、
ベトナム戦争で下半身不随となり、
祖国のため信じた戦いに対して、周りは反戦モードに。
酒浸りの日々に、家族の前で暴言を吐き、
「誰がこんな体を愛してくれるのか」と泣き叫んだ時には、
観ている者が胸が詰まる思いだった。
全ての面でカッコイイ トム・クルーズはいない。
でも、魂心を込めた演技であった。
Sana

Sanaの感想・評価

5.0
トムクルーズがこの役作りのためだけに実際1年間車椅子生活をして演じた作品だそうです....
そうおもってみてみると確かに乗りこなせている感(笑)
彼って本当に人並み外れた努力家ですね、、

この映画トムがずいぶん若い頃みたいなんですがこの時から演技力が素晴らしかったです。
だからこそ今まで数多くの作品に出て今では誰もが知ってるトップスターにまでなったのかなとも感じられました。

決して自らが決断したことが必ず良いとは限らない
でもそこからどう生きるか
彼の場合足をなくし感覚をなくしどう再生していくか

自分自身との葛藤の日々や周りとの関係性までも最後は彼自身で変えていく行動が健全な私たちの汚れた心をクリアにしてくれる
そんな作品でした。

このレビューはネタバレを含みます


ベトナム戦争後の帰還兵の苦悩を描いた映画。本人は国のためと思って必死で戦ってきたのにあの扱いは酷すぎる。中盤にロンが家族に心情をブチまけるシーンが切ない。考えさせられる映画だけど、帰国してから自暴自棄になっていくあたりからテンポが悪くて、ちょっと長く感じてしまった。後半のデモに参加してオチまでの流れも唐突だった印象。
かーく

かーくの感想・評価

3.8

現地だけでなく祖国でももはや戦争だな、実際に戦った人たちが訴え続けることは大事だと思った
トムクルーズが素晴らしすぎる
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