紫亭京太郎

東京裁判の紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

東京裁判(1983年製作の映画)
3.8
法律上「戦争」というもの自体は犯罪ではないという定義にハッとさせられた。
アメリカ人弁護士による、敵国の首脳であった被告に対する堂々たる弁論は、今では当たり前のことではあるが、当時の日本人には瞠目させられた場面だったのではないだろうか。また天皇の戦争責任についての検事と判事の攻防を目の当たりにするなど、小林正樹監督渾身のドキュメンタリーは、4時間37分という尺の長さだけでない、歴史的瞬間の目撃として見応えがあり過ぎの快作!
紫亭京太郎

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