藤田武彦

トイレットの藤田武彦のレビュー・感想・評価

トイレット(2010年製作の映画)
3.1
ばあちゃんがかっこいい。
最後にトイレに行くのも、ユーモアが効いています(^^)

音楽が一つのテーマになっていますね。

ばあちゃんの前で、赤い光の下、エアギターを奏でるリサ。
あくまでエア。音は出さない。
形だけで思いを伝える。


それに対するピアノ演奏会。
周囲のザワつきに、落ち着かなくなっているモーリー。
ばあちゃんの"クール"の一言で、静けさを取り戻す。

("クール"は、ギョーザの際に出てきた言葉。
個人的に、ギョーザというとギョーザ耳、ラグビーや柔道のつぶれた耳を連想します。
黙って身体を張る力持ち、クールなんですね。)

スカートには青いリンゴ。
リンゴは知恵の実。若いアイデアの象徴では。
自由に演奏を繰り広げる姿がうつくしい。
藤田武彦

藤田武彦