躁と鬱の間で、生きにくさにハマっているヒロイン。
エキセントリックな言動は、何かのメタファーか。
本谷有希子原作は、ハズレが無いが、
思わせぶりにする必要はなく
問題意識を直接描いてもよいのでは。
山場で描かれる、ウォシュレットのような、人工的な優しさ、がテーマなのか。
そのウォシュレットが故障した時に、何が起きるか。
日本社会は、コミュニスト予防のために、弱者保護は大事だ、としているが、過保護が、引きこもりや少年犯罪を生むリスクがある。
この映画で、どこまで問題に迫れるか。人工的な優しさが、居心地の悪さをはらんでいることは、共有可能。