藤田武彦

生きてるだけで、愛。の藤田武彦のレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
3.5
躁と鬱の間で、生きにくさにハマっているヒロイン。

エキセントリックな言動は、何かのメタファーか。

本谷有希子原作は、ハズレが無いが、
思わせぶりにする必要はなく
問題意識を直接描いてもよいのでは。

山場で描かれる、ウォシュレットのような、人工的な優しさ、がテーマなのか。

そのウォシュレットが故障した時に、何が起きるか。

日本社会は、コミュニスト予防のために、弱者保護は大事だ、としているが、過保護が、引きこもりや少年犯罪を生むリスクがある。

この映画で、どこまで問題に迫れるか。人工的な優しさが、居心地の悪さをはらんでいることは、共有可能。
藤田武彦

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