takeさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(473)
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プロデューサーズ(2005年製作の映画)

3.5

【全体主義をおちょくるコメディミュージカル】

脚本家を雇い、俳優を動かすプロデューサー。彼が刑務所の中に入るシーンが印象的。暗い背景に赤い光。鉄格子から出ずに、歌う。ある日突然上から任命され、職務に
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

3.9

力強く明るいトーンに貫かれている。悲劇も襲うが、揺るがない。観て明るい気持ちになれる、現役世代とOBへの応援歌。

デンゼル・ワシントンが、黒人コーチ役を熱く体現。高圧的とも言える指導スタイルだが、陽
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

敵役が1人だった前作までに対して、複数存在。戦う相手が分散し、山場の盛り上がりを作りにくくなっている。

それには理由があります。4人は、
殺し屋 / 仇 / 辛口 / 狼、と敵役ですが、
善人 /
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トラフィック(2000年製作の映画)

3.1

【指示された職務を越える】
終盤まで、麻薬問題の現場を描いている。それが、ラスト直前になり、職務をどう越えるかという、言葉にできない生き方の問題に転換する。

転換点は、長官の記者会見。任命された職務
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

3.1

ハイコントラストな映像に手持ちカメラ。若いエネルギーをビビッドに、ドキュメント風に切り取る画面。しかし、実はあまり活きていない。画面に見合った激しい展開かと思いきや、意外と何も起きていない。

70年
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

2.5

失敗作。代わりに名作「シティ・オブ・ゴッド」を観てください。

「シティ」のフェルナンド・メイレス監督の次作。本作では、銃社会から、言葉による闘いへテーマが進化。それに伴い、アップテンポからダウナーへ
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

【政府が電話、PC、インフラ全てをモニタする世界】

会議室でのボスとの対峙がスゴい。

部屋全体から声が聞こえてくる。
壁一面に大写しになるボスの映像。
さらに、顔がせり出してくる。

一歩も退かず
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.0

【自分だけに聞こえるささやき声】
壁から声が聞こえる。友人たちに確認しても、聞こえない、と答える。おかしく思われるから、という理由で、先生に伝えられない。

似たような経験をしたことがあります。マンシ
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息もできない(2008年製作の映画)

3.0

【暴力の再生産をどう止めるか】

言葉の暴力も、再生産される。主人公が女子高生に「ブサイク」と言うと、子供も真似して「ブサイク!」と汚い言葉を投げつける。


体育会のしごきと似ている。新入生はやられ
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.1

スタイリッシュな美しい画面と、飛び道具社会に対するアグレッシブな批評表現が融合した名作。

手持ちカメラで躍動感のある画面。
カットもテンポ良い。

色調も新鮮。
抗争からダンスホールへシーンが変わる
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

3.2

実は、イアンとの対峙が物語の中心。
上の階の住人。天井から音が聞こえてくる。寝室の中でも。

この人物、「ショーシャンクの空」の主人公に似ている。
あちらは監獄の中が舞台。壁を通って出入りする人物。
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

【真の敵と戦う】
力のこもった重厚感のある傑作エンターテイメント。

ホアキン・フェニックスが、狡猾な強さと脆さをあわせ持つ、複雑な人物を好演。
戦いの前に隠れて、ペン状の武器で左胸を刺す。
イヤです
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.9

ヴォルデモート。
その名を呼ぶことができない、とされている存在。
赤く光る石の力を必要とする。

でも、実はその名を呼ぶことはできるんですね。
また、赤い光の力を求めなくても、上手くいくことはある。
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オアシス(2002年製作の映画)

3.8

車イスの女性との恋。
私個人は、おばあちゃんの車イスしか押したことがありません。
若い女性が乗ると、どうなるんでしょう。

電車のシーンが印象的。
頭は普通の人とは違っても、身体は若い女性の肉体。
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.2

オープニングから雰囲気がある。
ワイオミングの大自然を背に、2人が進む姿が美しい。

青が効果的。空と水の色。
赤と白の車が、青いブロークバック・マウンテンに入る。
フランス国旗のトリコロール、自由の
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.7

「私も警官なの」
若い女性医師が明かすシーンが良い。

シリアスなサスペンスの中で、そこだけファンタジックな恋愛映画に変身する瞬間。

それはまた、誰もが2重のアイデンティティを持つという、現代人の哀
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.7

幼馴染み3人組。1人が誘拐され、暴行を受ける。
そのカゲを引きずりながら、やがて家庭を持つ。
娘が殺され、3人の関係にも変化が。。。

抑えの効いた演出のもと、静かに物語が展開する。
緊張感が保たれ、
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学校(1993年製作の映画)

3.2

田中邦衛の怒りが印象的。
好意を持った女性に、好意を伝える言葉が、なぜか他人である同僚の口から聞かされる。
イヤですね~。

半分似たような経験をしたことがあります。
好意を持ち合っていた女性に、「好
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お葬式(1984年製作の映画)

3.0

叔父がいい味だしている。
判断が決まったところで、刑事コロンボのように、どうでもよい茶々を入れに来る。。。
いますよね、こういう人って(^^

棺桶にクギを打つシーンが印象的。
めり込むほどに打ち込む
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.8

【"言葉"に対するアンチテーゼ】
主役2人が一言も言葉を発しないという、斬新な映画。

それでも、女の子の想いがピュアに伝わってくる。

また、外野から石や言葉を投げつけられても、気にせず胸を張って歩
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

2.9

官軍の長髪の2人が印象的。
黒髪と白髪。女性性と老人性を象徴か。
生身で刀で立ち向かう人物に対して、鉄砲を雨あられと浴びせる姿。

佐藤浩市も見逃せない。
斉藤一をダンディに演じ切っている。


ただ
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息子(1991年製作の映画)

3.7

【"言葉"に対するアンチテーゼ】

「それでいいでねえか!」
耳が聞こえず、口がきけない娘を弁護する哲夫。
激しい肉体労働で稼いでいる。

父は、歌を歌い、音楽で息子に気持ちを伝える。

その直後、義
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忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年製作の映画)

3.1

忠臣蔵と四谷怪談を合体。
一体どんな話になるのかと思ったら、なるほど、と納得。

それにしても、仇の吉良上野介の家臣、イヤらしいですね~。
娘や金を使い、主人公を取り込む。
真の敵とは別の相手を攻撃さ
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午後の遺言状(1995年製作の映画)

3.0

石を放り投げるシーンが印象的。

「この石で私の棺桶のクギを打ってちょうだい」、という遺志。遺志を放り投げたい。
遺志 = 午後の遺言状。日没前、まだ早い。遺言状は不要なのではないか。

このシーンが
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HANA-BI(1997年製作の映画)

3.2

この映画、たくさん銃を撃ちますが、いずれもヤクザから取った銃なんですね。

ヤクザ = 暴力性の象徴。
それに対し、自分からは攻撃せず、相手のやり方で撃つ。

海辺でたこを揚げようとする女の子。口を矯
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3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

3.0

「私の頭にはムシが居るの。。。」
こめかみを指して言う中条あやみ。
ムシを取り除いた先生の導きで、主人公以外の男と結婚しそうになるが。。。

オープニングの、2Dアニメが現実に侵入してガイドするあたり
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赤目四十八瀧心中未遂(2003年製作の映画)

3.7

アパートの一室でホルモンを下ごしらえする男。
奇特な面々が入れ替わり現れる。
その中の一人、美しい女性と親しくなり。。。

閉塞感に満ちた中、メタファーにあふれる物語が進む。
終盤、一転して山に出るが
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うなぎ(1997年製作の映画)

3.8

【温かい空気の下、重層的なイメージで現代の問題を描いた名作】
イメージが豊富で、重層的な意味をはらみながら物語が進む。

例えば、うなぎ。
1人で話を聞いてくれる相手でもあり、ガラス張りの箱の中に棲む
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半落ち(2003年製作の映画)

3.1

妻を殺してしまった元警官。
空白の2日間、何をしていたのか...?

ドラマを駆動する中心となるポイントだが、明かされる動機に説得力がない。
動機に目をつぶったとしても、ドラマを反転させる材料になり得
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.3

【誰?】
聞き覚えのある、分かったような声がする。
そちらを振り向くと、誰も居ない。。。

こんな経験、ありますよね?
映画では、応援している人たちなんです。

「明るく素直に美しく!」
そんな応援な
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雨あがる(1999年製作の映画)

3.8

【妻と2人、旅する浪人の処世術】
剣の達人だが、自らは剣を抜かない姿が面白い。
屋外で、樹々の合間に身を置き、無言で素振りし気を整える。
怒声を発することはなく、気に応じてノドが揺れるのみ。

宮崎美
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

2.8

「おとさん、おとさん」
と頼られる鉄道員。地域のレールを管理する。
娘が死んでも泣かない、感情を露わにしない、仕事人。

そこに、亡き妻そっくりの娘が現れる。
人形に重なる赤色が繰り返し使われる。
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.7

竹光と聞いて、切りかかってくる。
この気持ち、分かります。
偽物って、イヤですよね~。

以前、好意を持ち合っていた女性がいました。
会社の中で、その女性に関するウワサが聞こえてきます。ウシオ電機とい
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