藤田武彦さんの映画レビュー・感想・評価

藤田武彦

藤田武彦

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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

歴史に残る傑作❗️

「もう1人の自分」というテーマは、唯一無二。

殴り合うクラブ、という暴力的なイメージが先行するが、実は、、、

分業化された文明社会に対して、「個人の野生を取り戻す」

深淵な
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

【感情移入させてから描く】
Unveilしての、歌のシーンは良いですね~。

ただし、主人公をもっと魅力的に描く方が良いですね~!

感情移入してから、期待を込めたアクションを描く。

アバターを着て
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TENET テネット(2020年製作の映画)

2.8

壮大な失敗作。

オープニングから、緊張感に欠ける。楽器を打ち壊すシーンが、五月蠅い現代社会への警鐘であったりはする。2階の管理室から一般客に紛れ込むシーンは、管理社会の匿名性を象徴していたりはする。
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

近未来の監視社会における恋物語。
ロボトミー手術を受け、椅子に座らされ、横を向くことを許されない主人公。

壁の中の怪しい設備、怖ろし気な武者像、紙と化して消えるアウトローなお助けマン、ショートカット
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.1

映画史に残る1シーン。

砂場で遊ぶ子供達。見守る保母役の主人公と、そこに向かって叫ぶもう1人の主人公。そこに、、、


人物のアップを多く活用。
シュワルツェネッガーの足元や、タイヤの登場シーンは効
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.3

アクションと社会批評が融合した名作。

首にチップが埋め込まれた近未来。
信号を受けると、怒りの感情が発生する。

教会での戦闘シーンが圧巻。
全ての村人が互いに攻撃し合う。
宣教師の喉を貫くシーンに
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.0

ドタバタ喜劇だが、笑いは少ない。
寓意が豊富だが、皮肉にとどまっている。
物語に面白みは少なく、皮肉を楽しめる人以外にはおすすめできない。

ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.5

力強い映像で、3時間を長いと感じない。

「フリーダム!」
捕らえられ、群衆の中、責め苦を加えられても、決して屈しない心。
現代の世の中でこそ、求められる心ではないか。

狩人と犬、最後の旅(2004年製作の映画)

3.7

ただの犬映画ではない、寓意に満ちた、大人の物語。

いつもそばを離れずに居る存在。
吠え立て、危険を知らせてくれる。

犬ぞりの犬たちにも、役割がある。
酋長の名のついたアパッシュと、散歩を意味するウ
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.8

現代のビルに巣食うゴースト。
図書館の壁から、冷蔵庫からやってきて、油をまき散らす。

コミカルでユーモラスなゴーストたち。
ガーゴイルは守り神でもあり、マシュマロマンは子供の水先案内人でもある。
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

2.9

ジャクソンに見い出されてスターとなっていくアリー。

対するジャクソンの失態が印象的。
ヒゲ面の年長の男が、公衆の面前で粗相をする姿。

ラスト、イヤリングを付けて歌うアリーが輝く。

WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース(2001年製作の映画)

2.9

「鍵泥棒のメソッド」の内田けんじのデビュー作。
時間軸を巻き戻すところなど、後の片鱗はあるが、学生映画のようで、エンターテイメントとしてまだまだ。
監督のファンにもおすすめできない。

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.7

豊かなイメージをはらみながら、息もつかせぬテンポで、緩みのない展開が進む。

今観てもまったく色褪せない、傑作。

ヒロインが友人に電話で助けを求めるシーンが印象的。

友人女性と思って話しているが.
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.2

インド映画として、踊りが効果的。
ゾンビのように赤く彩った踊りや、スリラーのような人形のような踊りは象徴的。

主人公の姿も力強い。
子供が沈黙を勧めても、正直を貫き通す。
集団で殴る警察の姿と対照的
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

2.9

多数の音楽監督たちが登場するが、インタビューの断片的な寄せ集めに終わっている。テレビのドキュメンタリー番組を見ているかのよう。

どのように音楽を作り上げていったのか、どのように映像と合わせていったの
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.1

アン・ハサウェイが魅力的。
活き活きとした表情は、日本人にも親しみやすい。
数々の衣装も、女性には楽しみかもしれない。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.2

老人そっくりの顔をした子供。
ヘルメットで顔を隠して歩いている。
スターウォーズの悪役ダース・シディアスのよう。

ゾンビが家に居たら、というようなビジュアル。
子供として見ているうちに慣れるかと思い
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タイタニック(1997年製作の映画)

3.5

3時間の大作だが、時間を気にせず一気に観ることができる。

豪華客船に乗って旅をしている気分を味わえる前半と、沈みゆく船の中を駆ける後半と、2本の映画を観ているかのよう。

テーマソングも効果的。有名
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.2

オープニングとラストが象徴的。
大きな耳と目のウサギ。目印の近くに居る。
遠くから"弾"を撃って、動かすと、主人公に幸運が。。。

全編この調子で通してよいのでは。
なぜ評価が高いのか分からない。
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

【皆もう"アップグレード"されていますよね?】
身体の中に埋め込まれた先端デバイス。
頭の中で声が聞こえる。
能力が拡大したように感じられるが。。。
操られているだけではないのか?

近いうちに現実化
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

【闘牛を越えて】
Raging Bull = 怒れる牡牛。闘牛。

オープニング。四角いリング。ロープが五線譜状に並ぶ中を、跳ねるデニーロ。まるで、聞こえないBGMに合わせて踊っているかのよう。闘牛と
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ふたりにクギづけ(2003年製作の映画)

3.0

一時も離れない相棒。
仕事場でも、Hの時でも。

恋の口説き方も、耳打ちしてくれる。
演技中は、いないことになっている。
映すのもNG。

こんな相棒、いたらどうします?


そんな相棒と離れるのも、
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

2.8

TVドラマを見ているかのよう。平日の午後に地上波で流れているのが似合っている。

バックトゥザフューチャー風。戻るのは通信だけ。設定は悪くないはずだが。。。

画面に力がない。カメラアングルに意図が感
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.5

外宇宙から帰ってきた主人公。
公聴会で、宇宙船への信号がねつ造されただけ、と否定されてしまう。
宇宙船をまるごとハッキングして、芝居を見せただけだと。

「経験したのは確か」
「私の全存在が事実だった
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.2

渋い面構えに、スタイリッシュなBGM。シリアスな話かと思いきや、意外とコミカル。誰も死ななくてもテンションを保つのも良いところ。

海を目指す2人。赤い光の電灯がボーダーライン。
「話したいことがある
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ブラス!(1996年製作の映画)

3.0

ピート・ポスルスウェイトがよい存在感を出している。序盤から中盤にかけての指揮者っぷりと、終盤の老いた姿のギャップが目に残る。比べると、他のキャラが平坦に見える。

序盤からバンドを鳴らす。「オーケスト
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.7

セス・ローゲンがいい味だしている。暗くシリアスになりがちな話を、朗らかに引っ張る。コメディ映画ではくどく撮られることもあるが、この作品はほどよいユーモアに仕上げている。


ジョセフ・ゴードン=レヴィ
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NINE(2009年製作の映画)

3.8

全てのカットが絵になる。

映画監督の主人公。
愛人と妻との間を漂いながら、映画を作る。
冒頭の言葉は作中の映画論だが、それがそのまま当てはまる。

たいてい、こういう言葉は、自身にはねかえってきて、
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.7

【バイリンガルになって、オープンに語る】

「英語で言うな、ぼけっ」

小説家の町田康は、英語反対だそうです。バイリンガルのために、才能の9割を使ってしまっているとのこと。

バイリンガル、話す側はよ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

【今話している相手、誰? - なりすましの恐怖】

今チャットしているのって、誰?
他人の顔写真を使い、人物情報をサーチすれば、本人になりすましてチャットできてしまう。

ボーカロイドを使えば、電話だ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

【全体主義を焼き尽くせ!】

火炎放射器が壮観。全体主義の、ナチスの参謀たちを焼き尽くす。そして、70'sの若者たちを。単純に銃やナイフで倒すのではなく、美的な表現として怒りの表明となっている。
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

2.5

邦画より洋画の方が面白い映画が多い、と感じていた。海外の監督が、日本の役者で撮ったらどうなるか。残念ながら、失敗作だった。

しかしこれは、役者のせいではない。役者は迫真の演技をしている。脚本がシチュ
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