1999年のヴィム・ヴェンダース監督作品。
ギタリストのライ・クーダーはキューバ旅行で老ミュージシャンたちと知り合う。彼・彼女らはBuena Vista Social Clubという名の会員制クラブでかつて演奏し同名バンドを組んでいたが国外では全く無名。クーダーはBVSCとセッションしアルバムを発表、高い評価を受け、ついにカーネギー公演が実現する。
BVSCの演奏と交互にメンバー自身による生い立ち紹介や音楽的背景の説明が挿入されるドキュメンタリー映画。同名アルバムの世界的ヒットはキューバンラテンやサルサダンスの一大ブームを引き起こした。NYCを訪れたメンバーたちがコルトレーンの人形に感激するシーンはとても印象に残った。
カーネギーホールでの"Chan Chan"の演奏動画はこちら。BVSCのテーマ曲とも言える。映画を観始めたときには誰ひとり知らなかったのに、エンディングでは涙なしには観られないほど感情移入している自分に気がつくだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=UXwLBS3yUkA
https://x.com/syuhei/status/1709038629119774985?s=20