かわばんが

ガメラ2 レギオン襲来のかわばんがのネタバレレビュー・内容・結末

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

DOLBY CINEMAで鑑賞。

とにかくテンポが良い。1を見ている前提なのでガメラに対する説明は省かれ、最初から今作の敵であるレギオンの襲来について話が進んでいく。
ガメラが出てくるにはそれなりに時間がかかったけれども、地球外生命体のレギオンに放浪される人間パートは見ていて飽きない。
レギオンの呼称について急に新約聖書の話を言い始めたのは違和感だったけど。

漂流教室の未来人みたいな気持ち悪い小型レギオンが地下鉄を襲って運転士を殺すシーンはちょっとしたホラー。携帯電話をポケットではなくカバンに入れようと思った瞬間である。

前作は回転して飛ぶガメラが1回だけだったのだけれど、今回は2回見ることが出来たので良かった。あの飛び方好きなんだよね。監督は好きじゃなかったっぽいけど。

瀕死のガメラの周りに人々が集まってるシーンとか正直え?って感じだったけど復活して良かった。あんな至近距離で爆発を受けたのに復活できるなんて凄い。爆発もだけど、今回は前回よりも相当ダメージを負って血だらけになっていたので見ていて可哀想だった。爆発を受けたりレギオンのビームで甲羅が欠けたり触手で貫かれたり。それでもレギオンと戦うガメラは応援したくなる。
でもいかんせんレギオンがデカすぎるゆえに、ビームとか火球攻撃とか触手攻撃以外のところはあまり面白みは感じなかった。もっさりしすぎてると言うか。その点は前作のギャオスの方が良かったかも。空中戦もあったし。ギャオスで散々空中戦やったからかレギオンは登場した瞬間に戦闘機のミサイルで羽をぶっ壊されたのかなって思ってしまった。

地球からエネルギーを集めて放った必殺技はカッコよかった。

今回は前作に引き続きテンポよく進んだのと、レギオン大型、小型vsガメラと人間という構図になっていてとても楽しめた作品でした。3も劇場で公開して欲しいところですね。