PARADISO

パッションのPARADISOのレビュー・感想・評価

パッション(1982年製作の映画)
3.9
2012年7月8日 所有DVD自宅鑑賞。

『勝手にしやがれ』、『気狂いピエロ』に続く、ジャン=リュック・ゴダール監督作品鑑賞3本目。
「映画撮影隊の混乱した現場を描く」と言う以外、一切の予備知識を入れずに鑑賞したので、流石に複雑で難解。
しかし最後まで画面から目が離れる事は無し。

息を呑むほどの美しい画と、それを際立たせる効果的な音楽。
冒頭の飛行機雲のカットから引き込まれっ放し。
”美しき混沌を楽しむ”というのが、僕なりの本作に対する見解。

コリン・マッケイブによる作品紹介も鑑賞後にどうぞ。

P.S.
正直、鑑賞前は「途中で寝落ちするかも」とも思ったが、画面に引き込まれっ放し。
活人画映画というモチーフが新鮮だった事もあるなぁ。
絵画のモデル役に扮する女優さんの裸体もとても美しかったし、それを引き立たせる光の使い方が素晴らしい。
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