密輸組織によって誘拐された令嬢を救出するべく、捜索依頼を受けた少林寺拳法家（志穂美悦子）が日本へと出立する。日本と香港のハーフ格闘家・李紅竜の活躍を描いている、女必殺拳シリーズ第2弾。
前作と同じく、勧善懲悪のアクション・ヒロイン路線だが、全体的にエログロ成分が色濃くなっているような印象を受ける。東映ピンキー・バイオレンスの枠組みに入れても、まったく違和感のない内容とも言える。
各流派の敵キャラが次々と参上しては、エッちゃんとのスカッシュ・マッチを展開。新たな敵と対峙するたびに「えー、こいつマジうざいんだけど」という表情を見せてくれる。釵（さい）使いのオッサン（石橋雅史）も、立派にキャラ立ちしている。
格闘シーンでは、倉田保昭がキレキレのアクションを披露。「敵同士の両者相打ちを狙う→チョップで腕チョンパ」のコンボが抱腹絶倒。しかし、ジャケットにある太もも丸出しコスチュームが、本編には出てこないところが最大の不満点。
