このレビューはネタバレを含みます
内容は少し難解だが、実に40年以上前になる1982年にここまでの世界観の作り込みをしたのが凄いと思う。
2019年になってもここまでの進化はさすがになかったが、日本の裏路地や台湾の九龍が好きな人には必ずハマるスチームパンクな街並みも観ていてとても興奮したし、40年前の映画とは思えない映像美があった。
レプリカントと人間は何が違うのか、命とはなんなのか、ということが根底のテーマにあると思われる。
過大評価と言われることも多いが、この時代にここまでの映像とテーマを内包したのは間違いなく名作と言っていいと思う。