これはもう何回見たかわかんない。
ロバート・デ・ニーロの演技幅の広さに改めて驚かされるし、ロビン・ウィリアムズにも魅せられる。
独身の頃に見たときは、年老いてまで息子の身の回りの世話をしているお母さんがお気の毒と感じたけど、今見るとそうでもないみたい。母親として共感できる部分も多くなっていました。
「私がいないとレナードは死んでしまう。」と言うお母さんですが、レナードの世話をすることは彼女の生き甲斐。レナードがいないと彼女は死んだも同然になってしまうんでしょう。
目覚めたあとのレナードが知らない女性と病室を出て行ったり、怒りの感情をあらわにする時のお母さんの戸惑いが痛いほどよく分かりました。
タイトルの「Awakenings」には単なる「目覚め」だけじゃなくて、「五感をフルに使って生を感じる喜びを知る」って意味もあるんでしょう。
あなた方は本当に目覚めているのか?とレナードに問われている気持ちになってしまいます。