はる

許されざる者のはるのレビュー・感想・評価

許されざる者(1959年製作の映画)
3.5
バート・ランカスターとオードリー・ヘプバーンが主演の西部劇です

オードリーは白人家族に育てられたカイオワ族の娘という設定だけど、どう見てもネイティブアメリカンには見えないし、実際に近隣住民は彼女を白人だと思い込んでる。
この辺り、ちょっと無理があるように思えるんだけど、育ての母のメイクを真っ白にしたりして肌の色を区別させる努力は見られたから大目に見ることにしました。

バート・ランカスターは義理の兄という役柄ですが、お互いに想いあっていることは一目瞭然。人種の違いと義理の兄妹という2つの壁をどう乗り越えるかが気になりました。

白人とカイオワ族の対立がかなり悲しく描かれていて、タイトルの「許されざる者」が誰のことなのか、考えさせられました。

オードリーが華奢な身体で馬を乗りまわしていたから、落馬して骨折しないかヒヤヒヤしたんですが、やっぱり落馬していたんですね!脊椎骨折で入院していたそうです。
ここで後遺症とか残ったらこのあとの名作『ティファニーで朝食を』が見られなくなるところでした。
回復されてなによりです。
はる

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