ロビン・ウィリアムズはほんと心優しい医師役が似合う。ロバート・デ・ニーロはほんと演技力がすごい。そしてこれが実話ベースなのもすごい。
脳炎障害で死んでるのと変わらない状態になる病気があること、薬によって一時的に回復したケースがあることを知れたのは興味深かった。ところどころコメディタッチで重苦しすぎず、病気への偏見を持たせないような映し方になっていたのも好印象。
命を与えるのに奪ってしまう。それが果たして正解なのか間違いなのか。なかなか答えの出ないテーマで、でもレナード本人やその母親の気持ちもわかるわで、心にグッと来るものがあった。何度か目頭も熱くなった。
ただ、個人的にはセイヤー先生とエレノアのくだりはいらんかったかなー。お前らだけええ感じに進展しやがって感。とはいえ、2人の進展があるから前向きな終わりになっている感も否めない。