たじたじ

ある男のたじたじのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.0
在日やら何やらは表面をなぞるだけども、他人のラベリングから逃れる人を描いた作品と言えるかな。それっぽく振る舞おうとしないようにするけど、それ自体がラベル通りの人物像を作り上げてしまう。では、どうしたらいいのか。

妻夫木くんは表情の演技がすごい。他人からのいわれない言葉を受け流す笑顔。笑いながらの憤り。柄本明はむちゃくちゃ腹立つ。

最初は「お?」という掴みだったけど、物語が進むにつれて「ほーん」という感じになり、終盤にかけて「そういう感じか〜」って思ったけど、ラストのラストは「まじか…!」と度肝を抜いてきたのがよかった。

551の豚まんはチルドでもおいしいらしい。
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