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フェリーニのアマルコルドのXXXXXのレビュー・感想・評価

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)
4.4
フェデリコ・フェリーニ監督の代表作!

綿の花が舞う、イタリアの片田舎。ファシズムが台頭する時代、青年の生活を描いた作品。

フェリーニと言うと、やっぱり身構えてしまうところはあるけど、割とコメディ要素が強く、熟女てんこ盛りなエロティックなトンデモ映画でした。笑
何と言っても、タバコ屋のおばちゃんを持ち上げる青年に対し、突然おばちゃんが欲情してしまい、おばちゃんが青年にオッパ○を吸わせ始めると言う、爆笑必至のシーンが非常に印象的です←

他にも広場で木に登り、「女が欲しい〜!!」と絶叫するキ印おじさんなど、
難解な作品で知られるフェリーニ監督作品でも、割とエンタメ要素もあり、一番分かりやすい作品かもしれません。
豪華客船と遭遇するシーンなどは、フェリーニならではの映像美を感じる場面でした。
かと思えば、突然シリアス展開になったりと、フェリーニの追憶を巡る映画らしく、本当に振り幅が大きく、何でもアリな人間賛歌の様に感じました。
タイトルの「アマルコルド」とは、「わたしは覚えている」の意味。正にフェリーニの半生を振り返る物語になっています。

今リリースされている、Blu-rayが発売される前までは、VHSしかない時代が続き、とにかく汚い画質で我慢せざるを得なかったんですが、本当に時代の進化はすごい!!

いつの時代にも、困難はつきものですが、コロナで全世界が揺れる2020年。無事に大晦日を迎えることが出来るのならは、今作をもう一度鑑賞し、大変な年を生き抜いたご褒美として、焼酎を飲み尽くし涙を流しながら、再鑑賞したいなと思った次第です(ちょっと気持ち悪い
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