話が好きなのは一部、画的に好きなのは二部、えちえちなのは三部とバランスはいんでないか。ビリヤードってまんまおせっせのメタファーだと思うが、一部はチュー止まりで、二部は遊郭が舞台で明らかに事後感は出しておきながら一番肉体的な距離は遠くて、三部は冒頭からトチ狂った様に即ハメしてんのに(スー・チーのブラトップみたいのに萌える)精神的な距離は遠過ぎるし心がバラバラに打ち砕かれている。時代を通して通信手段や移動手段が進化し、恋する男女の距離感も接近してきたが、近づき過ぎると壊れてしまうのもまた恋である、みたいな事なんでしょうか、知らんけど。正直一部を90分弱まで伸ばして一本にしてくれと思わない事もない、追い付いては離れていく彼女とビリヤードの類似性、めちゃくちゃ良い。