落石で右腕を挟まれ、谷底から一歩も動けなくなった主人公アーロン、生命の限界まで127時間と迫り彼が取った選択とは!?
最近はこういう1人で演じる作品が流行り受けているようで、ゼログラビティやオールイズロスト然り、演じる俳優の力量が試されるだけにかなり難しい役どころだが、今のところどの作品も俳優と脚本のお陰で見応えがある作品となっている。そして、この作品で一皮むけたアーロン役のジェームズ・フランコも冒頭からラストまでずっと1人で演じているものの死を目前に自分の人生と向き合っていく姿や衰弱していく演技などは鬼気迫るものがあった。そして後悔の念や生への執着が湧き上がる様は見るものに勇気をもらい、衝撃のラストは特に見ものである!そして実話を元にしたということが特にこの物語のラストを色濃く表ており、全てを物語っている。