成田007

007/ワールド・イズ・ノット・イナフの成田007のレビュー・感想・評価

4.3
長年の伝統の方式の裏ついた展開の007シリーズ19作目。19作目まで観てき、時代や設定は変われど、007にはストーリーに型がある。007とボンドガールがスペクターなどの敵と対決し、勝利する。しかし、もしボンドガールが敵ならば007は愛した女性を撃つことができるのか?今までシリーズの設定に真っ向から対決している今作。ピアース・ボンドになってから派手になっていくアクションはもちろん、ストーリーも満足できる作品。また、『ロシアより愛をこめて』から登場していたQ役のデズモンド・リューウェリンの最後の登場でもある今作。何度も007を助け、様々な場所でバラエティー溢れる格好をしていて、観る人を楽しませた007の縁の下の力持ち的存在であったと思う。Qとボンドのあのやりとりが007の一つの楽しみであり、今作はどんな秘密兵器が出るのか期待する007の代表する役者だったと思います。

今作のピアース・ボンドは前2作には見られなかったハードさが加わり、今まで以上にクールである。冒頭のテムズ川で水上アクションでびしょ濡れでもかっこがいい。ボンドガールのエレクトラは最初は典型的なお嬢さんみたいな感じではあったがストーリーがすすむにつれ,彼女の黒い面が出てき、今までにはないボンドガールになっている。

20世紀最後の007、時代に流れに併せて変化している姿が分かる007シリーズ19作目。