ぶちゃ

祭りの準備のぶちゃのレビュー・感想・評価

祭りの準備(1975年製作の映画)
3.0
劇中で引用される新藤兼人の言葉のように、半自伝的作品。

描かれる田舎社会の人間関係へのしがらみは閉塞感に満ち、また主人公の童貞感はそれを享受するとともに、生(性)への欲求などへと帰属させていくのはストレートでわかりやすい。

大きなことこそ起こらないが「丑三つの村」同様の鬱屈さを持ち、南部アメリカのような、殺人一家や狂気のヒルビリーこそ居ないものの、これぞ日本の田舎ホラー。
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