課長とヒロシ

閉ざされた森の課長とヒロシのレビュー・感想・評価

閉ざされた森(2003年製作の映画)
4.0
ヒロシ(以下ヒ):『ダイ・ハード』、『レッド・オクトーバーを追え!』などアクション監督として有名なジョン・マクティアナン監督が初めて手掛けるサスペンスと言うことで注目を浴びましたが、内容は捻りまくった「どんでん返し」の連続でゴージャスな感じです!

課長(以下課):まあ、捻りまくって最後ワケわかんなくなってるけどな。さすがに『ゾディアック』の脚本家のジェームズ・ヴァンダービルドも手を焼いた感が滲み出てるぞ。

ヒ:笑笑 南米パナマのジャングルで訓練中のレンジャー6人が行方不明になる。6時間後に発見された3人は撃ち合っていて、1人は死亡、2人は生還する。そして残りの4人は行方不明。事件の真相を調べるため、もとレンジャーで、尋問に関してはピカ一のジョン・トラボルタ演じるトム・ハーディ(ややこしい)が呼び出されるが、生き残った2人の証言は全く違っていて、、、。

課:なかなか興味を引く冒頭で、2人の証言に合わせてジャングルで起こったことがプレイバックしていく様は『羅生門』や『最後の決闘裁判』みたいで良かったけどな。

ヒ:ですねー。登場人物が5人くらいですし、場面も基地での取り調べと、ジャングルでの回想シーンだけですのでかなり「地味」な絵面ですが、証言のホンのちょっとした隙から怒涛の新展開にるなど、98分の中に、「ギューっ!」と詰め込んだ内容です。まあ、さすがに詰め込みすぎかと思いますが(笑)

課:この辺はもう少しメインのテーマに絞っても良かった感じだよな。マクティアナン監督初めてのサスペンスものと言うことで、気合いが空回りした印象だ。、、とは言え「どんでん返し系」のジャンルでは有名なやつなので、その手の作品が好きな奴はぜひ視聴してみてくれ!

ヒ:脚本がカオスな上に登場人物も複雑なので、整理しながら見てくださいね~!(笑笑)

ストーリー 4
キャラクター4
世界観   4
演出・映像 3
音楽    3
とりあえずビール!度99
課長とヒロシ

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