風の旅人

閉ざされた森の風の旅人のレビュー・感想・評価

閉ざされた森(2003年製作の映画)
3.5
レンジャー部隊の特殊訓練中に起きた殺人事件を調査するために、元レンジャー隊員で現在麻薬捜査官のトム(ジョン・トラボルタ)が呼ばれる。
車から降りると、股間に手をやり、位置を直す一見冴えない男。
女大尉のオズボーン(コニー・ニールセン)に会った早々、セクハラ発言をし、呆れられる。
物語はこのトムが実は頭の切れる男であることを証明し、オズボーンに見直される過程を描く。
「どんでん返し」が云々される映画だが、物語の本流はそこにはなく、トムとオズボーンの関係性の変化を楽しめばいい。
実際に脚本は粗く、強引な「つじつま合わせ」が目立つ。
したがって今作のハイライトはラストではなく、トムがオズボーンに隠し事をしていたことがバレ、怒ったオズボーンがトムに殴りかかり、反撃したトムがオズボーンに見惚れ、思わずキスしようとしたら、拳銃をちらつかされ断られるシーンにある。
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