ゴン吉

ダンディー少佐のゴン吉のレビュー・感想・評価

ダンディー少佐(1965年製作の映画)
4.0
アメリカ北軍の混成志願i騎兵隊による先住民討伐を描いた西部劇。 
チャールトン・ヘストンが主演、リチャード・ハリスらが共演、センタ・バーガーがヒロインを演じる。 

南北戦争中の1864年10月31日に、北軍の第五騎兵隊の中隊が、テキサスの農場で先住民族チャリバの待ち伏せに会い全滅し、アメリカ人の子供が連れ去られる事件がおきる。北軍収容所長のダンディー少佐(チャールトン・ヘストン)はメキシコに逃げたチャリバ討伐および子供救出のため志願兵を募り、牧師や囚人などの民間人に加えて南軍の捕虜、黒人兵士からなる騎兵隊を編成する。ダンディー少佐は、かつての友人で捕虜となっていた死刑囚の南軍大尉タイリーン(リチャード・ハリス)に副官になることを要請し、タイリーンは渋々チャリパ討伐までという条件で協力することになる。チャリパ討伐隊が隣国メキシコンに向けて出発するが国境の川を渡河中にチャリパの待ち伏せに遭い、兵士の何人かが死傷し、食料も川に流されてしまう。そこで食料補給のためにフランス軍が統治するメキシコの村を襲撃する。これに対してフランス軍の本体が、ダンディー少佐率いる混成騎兵隊を討伐するために出撃する.....  

南北戦争の真最中のアメリカメキシコ国境地帯が舞台で、メキシコにはフランスが拠点を築くためにナポレオン三世が出兵していた時代。
アメリカ北軍騎兵隊と先住民との戦いはもとよりフランス軍とも戦闘が繰り広げられる。
アメリカ北軍の騎兵隊が国境を超えて隣国のメキシコに進軍するなど当時の混乱ぶりがよくわかる。
さらに北軍将校が南軍捕虜や囚人を騎兵隊に加えて出陣することで、北軍兵士と南軍兵士、南軍兵士と黒人兵士の対立も描かれている。
さらにはドイツ人女性まで絡み、国際色豊かにヒューマンドラマが展開する。
チャールトン・ヘストンが演じる北軍将校とリチャード・ハリス演じる捕虜となった南軍将校の確執と友情が見どころです。 

2024.4 NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:岡田壯平)
2023.8 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕:岡田壯平)
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