赤足

ごろつきの赤足のレビュー・感想・評価

ごろつき(1968年製作の映画)
3.2
TSUTAYAの菅原文太コーナーで何か面白い作品はないかと物色してた際に"高倉健と菅原文太奇跡の共演!"のポップに心踊り即レンタル!

世間ではキックボクシングが大ブーム。
貧しい炭鉱夫の大場勇(高倉健)は弟分の
山川一郎(菅原文太)を連れ一路、東京に行きキックボクサーになり一旗揚げようとするのだが、果たして...

高倉健と菅原文太が共演しているだけでもプレミア級というのに、それに加えて!健さんがキックボクシングの選手を目指したり。健さんと文太兄ぃ2人で仲良く流しをやり!文太兄ぃがギターで健さんが歌い上げる『網走番外地』と『唐獅子牡丹』の歌唱場面は、人情味あって尚且つ、健さんの歌が上手かったのには驚き!意外な一面が見れ、得した気分であった(笑)もう、ここだけ見て終わっても満足いくほど2人の息のあった流しコンビは良かった。

劇中、内容や展開なんかは唐突で結構ツッコミどころは万歳であったが、そこは野暮だと思い伏せておく前に、1つだけあげるなら、もう少し菅原文太の見せどころを増やして欲しかった。今回は、健さんを立てるため完全に裏方で抑えた役どころの演技であったが、コンビとしてもうちょっとはっちゃけた姿が見たかったなあ。

...高倉健と菅原文太この2人とならば、忘れちゃいけない"ヤクザ"との絡みと喧嘩。これがなくちゃ始まらない!ラストは超急展開で畳み掛けるようで驚きもありつつ(笑)殴り込みで!健さんの漢気が垣間見れる作品となっており。当時の時代背景なんかをモロに感じる事が出来る貴重な作品であった。
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