劇場リバイバル公開時鑑賞しましたがBSにて再鑑賞再レビュー。
かわいいかわいい💕ペグたんの、凛々しい姿を見ることができちゃう作品。コレだけカッコイイペグたんを見ていると、もう次期007はペグたんでイイだろう！なんてつい思ってしまう。本物の元007も出てたけど。
英国作品伝統の伝家の宝刀、全方位的に虚仮にして笑い飛ばすブラックユーモア。マッチョとヒーローだらけのハリウッド、やる気のない警察組織に排他的な田舎、訳のわからないコンテスト・フェスティバルや田舎演劇、これらをとことん馬鹿にし、更には世代間の対立を煽り、そして何より自分たち自身をも笑い飛ばしてしまう。
最初はトボけた感じだったニック・フロストも最後には無駄にカッコ良く見えてしまう。完全武装して騎乗するペグたんのシルエットが、まるでクワガタ虫みたいで笑えた。アヒルちゃんもしっかりと伏線回収するのが気持ちいい。
ラストシーン、ペグたん達が乗るパトカーがフォルクスワーゲンからスバル・インプレッサWRXへと変わっていて、それが後にあの名作「ベイビー・ドライバー」の最初のシークエンスに繋がっていったのだなぁ…と思うと感慨深い。
