Eirain

フェノミナのEirainのレビュー・感想・評価

フェノミナ(1985年製作の映画)
3.2
イタリアンサスペンスホラーの巨匠ダリオ・アルジェントの名作。ホラーマニア大喜びの、ハピネットの「ホラー・マニアックスシリーズ」で4KレストアBlu-ray版を手に入れることが出来たので鑑賞。

主人公のジェニファー(ジェニファー・コネリー)は、虫と心を通わすことが出来るという不思議な力を持っていた。スイスの女子校に転入した彼女だが、そこで夢遊病の発作を起こしてしまう。夢遊病によって町を彷徨う彼女が遭遇したのは、少女が惨殺される殺人現場であった――――。

以前に鑑賞した同監督作品『サスペリア』があまり肌に合わなかったので、今作も自分には合わないかなと思っていたが・・・・・・やっぱり合わなかった。。。面白くない訳ではないのだが、鑑賞後に心に残るものがあまりない・・・いや、Goblinのテーマ曲は心に刻まれてしまったな。謎の大ボス感!

ラストで殺人鬼の正体が分かった瞬間、「クロックタワー(SFC作品)じゃねーか!」と興奮してしまった。早速ネットで調べたら本作(というよりは同監督の作品)の影響を受けているのは有名な話だったのね、はい。というか、主人公の名前が一緒だし、容姿もまんまジェニファー・コネリーだし、その時点で気付くべきだった。。。

殺人鬼の正体が判明してからの展開(ほとんどラスト)はスリリングで見入ってしまったが、それまでは少々退屈。「虫使いジェニファー」と言わしめるくらい、虫を活躍させても良かったのではないだろうか。
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