母の還暦を迎え、
家族みんなで記念写真を撮影する所から
始まるファーストシーン。
母自身も
「61歳、また0歳(子供)に戻った気持ちで」という言葉を述べていたが、
お祝いムードとは裏腹に、
その後、父が酒の飲み過ぎ、食べ過ぎで、
いきなり苦しみ出し、呆気なく命を落としてしまう。
父の死後、
母の面倒を誰が(どの子供が)見るかで、
仲の良さげな雰囲気は崩壊に向かっていき、皮肉を込めた方面「子供達にお世話にならないといけない」という展開がされていく。
各々の子供達の家にたらい回しにされる母、家主でもあった父が亡くなったことで、ここまで厄介者扱いされる「母」への対応の豹変っぷりを上手くまとめていた。