中絶が違法だった1960年代の
フランスが舞台。
中絶がもし発覚したり、
医者であっても手助けをすれば、
刑務所行きという
恐ろしい時代。
妊娠してしまった
大学生が
選択する権利すら与えられず…
周りも何も助けてくらず、
痛々しい行為に
何度も及んでしまう様が…
正直、見てられない描写が
何度も登場する。
関連のやり取りだけでも、
痛々しさが
より伝わってくる↓
『いつか子供は欲しいけど、
人生と引き換えは嫌。
子供を恨むかも。
愛せるかどうか』
『成功したと言いたいが…
気の毒だが、胎児は
持ち堪えている』
『出血したのに』
『鼓膜を傷つけただけだ』
映画内では、
男性側が苦しむ描写は
切り取られていなかったが…
本人にも非があるとは言え、
ここまで孤立化してしまう
女性の環境自体に
多くの違和感を抱いた。