1961年東映製作。
吉川英治原作の映画化五部作の第1作目。
初めて中村錦之介の作品を見たが、美男子。
中村獅童の叔父さんにあたるんですね。
何の前情報もなく観た。
宮本武蔵ということでチャンバラ殺陣をちょっと期待していたのだが、まだ前半だからか?武蔵はむちゃくちゃに刀を振り回すばかりで、キレキレの殺陣シーンは残念ながらなかった。
しかし何十人も刀振り回して蹴散らす常軌を逸した暴れぶりはこれはこれで凄い。中村錦之助の鬼気迫る熱演が印象に残った。
中村錦之助以外もキャスティング、演技が光る。
三國連太郎の沢庵、
入江若葉(新人)の初々しいお通、
又八、お甲の生々しい説得力。
ただ話の語りのテンポが少し冗長なのか、ちょっと疲れたので次作はまたいつか機会が有れば観たい…。
チャンバラに期待!